やりたくない仕事がストレスでどうしようもない…今の職場には不満しかなくて、このまま続けていくのが自分の人生にとってプラスになるようには思えない…。
20代のビジネスマンの方の中には、こんなお悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
せっかく内定を勝ち取って入社した会社のはずなのに、どうも思っていた環境とは違う。
毎日毎日やりたくないストレスのたまる仕事や人間関係の繰り返し。自分が本当に求めていたのはこれだったんだろうか?
入社してから数か月~1年ぐらいたち、少しずつ社会というものが見えてきたときに出てくる悩みだと思います。
この記事では、やりたくない仕事がストレスでどうしようもない…という20代の社会人の方向けに、仕事へのポジティブな取り組み方や転職活動を検討すべきタイミングについて解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
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この記事でわかること
やりたくない仕事がストレス…でも「いきなり転職活動」は絶対NG!
転職サイトを中心としたインターネット情報では、「辛い仕事は今すぐ辞めて、できるだけ早く転職すること」を進める内容が多いですよね。
転職サイトでよく見かける言葉…(要注意)
- やりたくないなら辞めればいい!
- 人生は一度きり!いつまでそんな苦しい状態を続けているんですか?
- 人間は自分が楽しいと感じる仕事で一番能力を発揮できる!
…などなど。
中にはちょっと「?」と思えるような内容も少なくありませんから、注意しなくてはなりません。
(転職サイトはあなたがサイト経由で求人申し込みをすれば採用企業から手数料が入る仕組みになっていますから、当然ながらあなたに転職をすすめてきます)
転職活動はきちんと長期的な戦略をもって進めていくべきものですから、今の職場にとどまることが可能なのであれば、まずは今の職場に残ることをおすすめします。
少なくとも、次の職場がまだ決まっていないのに今の職場を退職してしまうことは、あなたのキャリアにとって大ダメージを与えることになりますから、避けなくてはなりません。
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サラリーマンである以上、大半の仕事は「やりたくない仕事」であるという事実
仕事というのは、ほとんどが「やりたくない仕事」です(これはきっとあなたも実感されていることですよね)
そもそも日本企業の場合、入社1年目~5年目ぐらいまでは、基本的には「労力と時間をかけさえすれば、誰でもできる仕事」を担当することになるのが一般的です。
この時期にあなたに対して支払われているお給料というのは、「やりたくないことを黙々とやることへの報酬」ぐらいに考えておかないといけない…といのが実際のところでしょう。
(この点を理解しておかないと、転職しては嫌になって辞め、次の職場でもまた辞め…というループを繰り返す、いわゆるジョブホッパーになってしまいます)
サラリーマンとして雇われている立場である以上、やりたくない仕事が出てくることから避けることはできません。
本当に自分がやりたい仕事だけをやるのであれば、起業して自分がやりたくないことを代わりにやってくれる人を雇用する側の立場になるほかない、ということを理解しておく必要があります。
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「嫌なことから逃げなかったこと」が自信につながる
結果はどうであれ、やりたくない仕事を我慢して続けたという事実は一種の成功体験となり、自分にとって大きな自信につながります。
「あの時やりたくない仕事から逃げずに頑張った」というあなたの経歴は、たとえ将来的に今の職場を離れることになったとしても、あなたのアピールポイントとして積み上げることができるのです。
私がこれまでの仕事で経験してきた中でいうと、当時所属していた職場で、パワハラ的な上司への不満から退職者が10人以上出たというケースがありました。
その際、退職者が担当していた業務は残った人(私を含む)がまるまる担当せざるをえないことになり、業務量が2倍になってしまったのです。
しかし、2倍の仕事をするということは、同時に2倍の経験値を得られるということでもありました。
やりたくない仕事を続けた結果、やらずに辞めてしまった人と比べると大きく成長することができたと実感しているのも事実なのです。
やりたくない仕事を我慢して続けていく中で得られる経験や、スキルというのは確実にありますから、それが活きる場面に遭遇した時(例えば次の職場にうつるときの転職面接など)は「あのとき感情的になって辞めなくて良かった」と思えるはずです。
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やりたくない仕事から受けるストレスを最小化するには?
我慢すると言ってもストレスは極力減らしたい。
続けることは確かに大事ですが、一番大切なのはあなた自身の体です。
我慢したせいで耐えきれなくなるほどのストレスを抱えてしまっては元も子もありませんので、ここではストレスを少しでも軽減する方法を解説します。
①自分で自分を褒める
人間というのは褒められて伸びる生き物です。
有名な話ではプロ野球のイチロー選手が卒業文集で、1億円プレイヤーになる夢を語り、「これだけ練習をしてきたんだから絶対になれる」と自分で自分を褒めていました。
結果、メジャー3000本安打を達成するなど偉業を成し遂げることに成功しています。
プラシーボ効果は意外とあなどれないものです。
②上司や同僚に相談する
やりたくない仕事をいつまでも続けるのは苦痛ですよね。
そんな時は抱え込まず周囲の人に頼ってみてください。
会社に所属するということは職場にいる人みんなで支え合うという意味があります。
上司が仕事の割り振りを再考してくれたり、同僚が少し負担して手伝ってくれたりと、きっと良い方向に進むことでしょう。
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③ときには気分転換も重要
どうにもならない時は少しだけ現実逃避するのもありです。
やりたくない仕事で頭がいっぱいになり、ごちゃごちゃしていては進む仕事も進まないだけでなくそのうちパンクしてしまいますよね。
思いっきり好きなことでガス抜きすると上手くいくこともあります。
それでもどうしても今の職場だけは辞めたい…という場合は?
ここまで、やりたくない仕事がストレスになっているという場合でも、「できる限りは今の職場は辞めない方向でキャリアについて考えてみるべき」ということを説明させていただきました。
しかし、それでも「どうしても今の仕事だけは合わない…日常的なストレスに耐えられない」という方もいらっしゃるでしょう。
そういう方は、まずは今から1か月間だけ今の仕事を頑張ってみてください。
1か月間という期間があれば、自分のキャリアについて一から見直すとしても十分な期間といえます。
逆に言うと、今から1か月後になってもあなたの「仕事を辞めたい」という気持ちが今と変わらないのであれば、その気持ちは「本物」といえます。
1か月間経っても消えない「今の仕事を絶対に辞めたい気持ち」があなたの転職活動を成功に導く
こうした「本物の気持ち」=ものすごく強いネガティブな気持ちは、逆にとらえると「自分は本来はこういう仕事をしたいんだ」というポジティブなことを明確化するのにとても役立ちます。
人間は「やりたいこと」だけを考えるとなんだかふわふわしたものになってしまいがちですが、「絶対にやりたくないこと」の正反対にあるものを考えるとき、本当にやりたいことが見えてくるものなのです。
例えば、あなたが「新規開拓の仕事だけは絶対にやりたくない」と考えていたとしたら、その正反対の気持ちとして「自分は初対面の相手を言葉だけでうまく転がすような仕事をしたいのではなく、お客さんと長期的にじっくりと信頼関係を築いていくような仕事がしたいんだ」ということに気づくことができるかもしれません。
あなたの「本当にやりたいこと」は「絶対にやりたくないこと」を体験してみて初めて発見できる
こうした「ネガティブな気持ち」の正反対として生まれてきた「自分がやりたいこと」は、転職活動での自己PRや、志望動機の作成、面接での受け答えに反映されるものですから、あなたはきっと転職活動をやり遂げて理想に職場や仕事に近づくことができるでしょう。
※これが本当の意味での「自己分析」というものです。
少なくとも、最終的にどのような結論を出すにしても、「今の仕事はもう嫌だ!だからすぐ辞める!」というように、感情的な理由で何の計画もなく転職活動を始める…ということだけは避けなくてはなりません。
繰り返しになりますがやりたくない仕事、ストレスがたまる仕事でも、今から1か月間だけは社会勉強だと思ってがんばってみてください。
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