ブラック企業の改善例や対策:本当に変われる会社の特徴は?

ブラック企業がひどいというニュースはメディアでたくさん報道されていますよね。

でも、ブラック企業がこんなに良い会社になったとか、ホワイトな企業になった、という話ってあんまり聞いたことありませんよね?

たとえば、「100時間残業のブラック企業が今では残業が無くなった」なんて話を聞いたことって、ほとんど無いと思います。

しかし、中にはブラック企業が職場環境の改善に成功したケースもあるのです。

ここでは、ブラック企業が改善してホワイトになった事例をご紹介します。

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ブラック企業の改善例2つ

ブラック企業 改善

ブラック企業は、社長が変わったり、社長の方針が変わったり、従業員の意識が変わることでブラックからホワイトになることが可能です。

具体的な事例を2つ、ご紹介しましょう。

改善例①:ダスキンの事例

まずは、ダスキン事業を手掛ける従業員数800人規模の株式会社武蔵野という会社の事例をご紹介します。

この会社の従業員の平均残業時間は80時間前後で、業界の中ではブラックということで有名でした。

従業員の離職率も高く、深刻な状況になっていました。

ところが、残業が多い従業員とそうでもない従業員を比較して分析してみると、早く帰っている従業員は成績が良く、遅くまで残っている従業員は成績が悪いという実態が分かりました。

社長はこの事態を深刻に受け止め、「早帰り推進チーム」を作り、「売上は下がってもいいから残業時間を減らせ」との指令を出しました。

つまり、仮に早く帰ることで売り上げた一時的に下がってしまったとしても、長期的に考えれば生産性が上がって利益になると考えたわけですね。

結果的に従業員の残業時間は半分以上減り、離職率も大幅に下がりました。

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改善例②:従業員数300人のコンサルティング会社

続いて、東京都内にある従業員数300人のコンサルティング会社の事例です(実は私が過去に所属していた会社です)

この会社では、「遅くまで残業する人 = 能力の高い人」「早く帰る人 = 能力の低い人」という雰囲気が社内全体に蔓延しており、80時間以上の残業を行うことがあたり前でした。

残業代は50時間分をみなし残業代として支給し、それ以上の残業時間についてはサービス残業でした。

しかし、2015年の冬に労働基準監督の監査が入ったことをきっかけに、社長が「残業を減らせば、減らした時間の半分に相当する金額を毎月、特別残業手当として支給する」と宣言したことで劇的に改善されました。

つまり、もともと平均100時間残業していた人が50時間まで残業を減らすと「(100時間-50時間)÷2=25時間」が特別残業手当としてもらえるということです。

50時間のみなし残業代とは別に25時間分が上乗せでもらえるということなので、従業員は喜びました。

「早く帰れてお金がもらえる」ということを目当てに頑張る人が増えたというのもありますが、一番効果として大きかったのは、

「遅くまで残業する人 = 能力の高い人」という意識が、

「早く帰る人 = 能力の高い人」という意識に変わったことです。

300人のうちの半分以上が80時間以上残業している会社でしたが、1年半後には、80時間以上残業している従業員は10名以下まで減り、大幅に改善されました。

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ブラック企業が改善される時のパターン

ブラック企業が改善される時のパターンは、以下のように大きく3つあるように思います。

①経営者が自分の会社をブラックであると認めること

多くのブラック企業の経営者は、自分の会社がブラックであるということを気付いていないか、あるいは認めていません。

もしくは「残業代なくても働いた分スキルが上がるんだからいいだろ」というように、ブラックどころかむしろホワイトだと思っているケースさえあります。

まずは、多くの従業員が不満を持っているということに気付くことが重要です。

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②経営者がブラックをホワイトにすることで会社の利益が上がるということに気付くこと

ブラックであればあるほど、退職者は増えるので採用・教育にコストがかかります。

また、従業員の不満が高ければ高いほど生産性は低下し、人件費というコストがかかります。
職場環境を改善してホワイトにすることにより、コストが削減出来て、結果的には会社の利益につながるということに気付けば、会社として行動出来るのでいっきに改善されます。

③改善事例を社内で作ること

改善事例というのは、例えば残業が多いというケースであれば、残業時間が減ったという改善事例を作ることです。

しかし、この時に重要なことは、「仕事を効率化する」ということから始めるのではなく、「早く帰る」ことから始めることです。

仕事が終わっていなくても早く帰る日を作るとか、仮に納期を遅らせてでも早く帰るようにする、といったように、まずは早く帰るようにします。

それが実現出来始めると、一人一人が、早く帰れるためにどうすれば良いかを考えるようになります。

そして実際に早く帰れるチーム等が出来始めたら、そのノウハウを社内に展開していけば良いというわけです。

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まとめ

ブラック企業を改善するために必要なことは、全員が改善しようと意識を高め、同じ方向に向かって動き出すことです。

経営者だけが改善しようとしても現場の人が改善する気がなければ意味がありませんし、現場の人が変えようとしても経営者に興味がなければ難しいものです。

「改善すると利益がある」ということに全員が気付くことが出来れば、改善することは夢ではありません。

こういった成功事例を参考に、多くのブラック企業がホワイトになると良いですね。

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