
(職場に馴染めない新人は何をしたらいい?心理学上は「自己開示」が重要です)
- 今の職場に入ってもう3か月…。まわりに気を使ってばかりでなかなかなじめない…。
- 仕事そのものは慣れてきたのに、職場の人たちとの人間関係になじめなくてストレスがたまる…。
- 職場の同僚が年の離れた人ばかりで馴染めない…。どんな会話すればいいの?
↑職場は1日のほとんどを過ごす場所ですから、なかなか人間関係になじめないとつらいものがありますよね。
新人の方の中には、ほんの少し年上の先輩でもとても大人に見えて、自分とかけ離れた存在のように感じてしまう…という方も多いのではないでしょうか。
今回は心理学的にも適切な「職場に馴染む方法」を紹介しましょう。
※最初にポイントをお伝えすると、職場に自然に馴染むためには「自己開示」とても大切です。
具体的に説明していきます。
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職場に馴染めない新人さんへ!コミュ障克服に必要な自己開示とは?
「自己開示」とはその名の通り「自分を開示(オープンに)して、自分の情報を相手に伝える」ということです。
自分の話を正直に話すと、話してもらった人は「心を開いてくれた」と感じ、好感を持ってくれるということが、心理学的にもわかっています。
また、話してもらった側の人も「同じぐらいの程度は自分も自己開示をお返ししよう」する心理が働きます(これを返報性の原理といいます)
あなたが自己開示すれば、あなたも同じように(同じぐらいのレベルだけ)心を開いてくれるというわけですね。
この「自己開示→お返し→自己開示→お返し…」という連鎖が、人間どうしが親しくなっていく過程なのです。
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仕事の場なのにプライベートなことを話してもいいの?
ただ、「職場は仕事の場なのに、プライベートを職場の人に話しちゃっていいの?」と心配に感じる方もいらっしゃるでしょう。
結論からいうと答えはイエスです。
仕事はチームワークでこなすものですから、相手の特徴を知ったうえで、役割分担をしたり任せたりしたほうがうまくいきます。
仲のいい相手なら多少のミスなら許せるけど、普段からまったく放さない人ならイラっとしてしまう…ということはありますから、仕事は「仲良くなったもの勝ち」なのです。
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自己開示がなかなかできない原因
とはいえ、コミュ障・人見知りの自覚がある方にとっては、「自己開示する・自分のことを伝えるなんてそう簡単にはできないよ…」とハードルが高く感じてしまった方もいるかもしれません。
自己開示を本能的に「嫌なことだ」と感じてしまう場合、しかりと原因を特定したうえで対策を考えることが大切です。
(そうでないと自己開示そのものがストレスになってしまいます)
↓自己開示が苦手だと感じてしまう原因は次のようなことがあげられます。
【↓自己開示が苦手…という方は要チェック!】
- ①人に嫌われたくないという気持ちが強すぎる
- ②自分を卑下しすぎている
- ③受け身のコミュニケーションが基本になっている
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それぞれの内容と改善法について紹介しましょう。
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①人に嫌われたくないという気持ちが強すぎる
「人に嫌われたくない」という気持ちは誰もが持っているものですね。
しかし、この気持ちが強すぎると「ちょっとでも自分の情報は人に知られないようにしよう」という行動になりがちです。
人間関係では「嫌われないように、嫌われないように…」と自分の意見を殺しすぎてしまうと、かえって誰からも好かれなくなってしまいます。
もちろん、新人のうちは仕事のやり方については素直に先輩の言うことを受け入れるのは当然です。
しかし、「ランチのメニュー」とか、「芸能人で誰が好きか」といったような話題まで、当たりさわりのない答えを返してばかりでは、相手も息がつまってしまいます。
プライベートな話題では、ちょっと意外性のある答えを返すぐらいの方がちょうどいいのです。
※ものすごくマジメそうに見えてグラビアアイドル(ジャニーズ)大好き、おとなしそうに見えて週末の過ごし方がフェスや市民マラソンなど異常にハード…など。
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②自分を卑下しすぎている
「自分のプライベートな情報なんて誰も知りたくないはず」というように、自分を卑下する気持ちが強すぎると、自己開示はなかなかうまくいきません。
職場の人たちにとって、新人として入社してきたあなたは「ものすごく興味のある対象」であることは間違いありません。
ぜひあなたについての情報を積極的にまわりに見せてあげてください。
きっと周りの人と共通点が見つかり、人間関係になじむきっかけになるはずですよ。
③受け身のコミュニケーションが基本になっている
これはあなたがこれまでの人生でどのようなスタンスで人間関係を築いてきたか?にもかかわる話です。
「恋愛では告白するよりされる方が多い」・「ボケとツッコミでいえばツッコミ」というように、どちらかというと受け身のコミュニケーションをメインにしてきたという人は、職場のコミュニケーションでははじめは苦労するかもしれません。
職場のコミュニケーションは、学校のように「お互いに対等なコミュニケーション」ではありません。
「上司や先輩が話しかけてくれないかな…」と受け身になっていても、なかなかうまくいきませんので、新人のうちは常に「自分から動く」ということを心掛ける必要があります。
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職場で人間関係を築くための具体的な対処法5つ
職場になじむためには自己開示によってあなたの情報をまわりに提供することが大切、という話をいたしました。
↓その他にも、普段から次のようなことを気をつけておくと、コミュニケーションのきっかけをよりつかみやすくなるでしょう。
【職場に早く馴染むための対処法5つ】
- ①意識的に笑顔を作る
- ②まわりにできる限り声をかける
- ③相手の名前を呼ぶ
- ④分からないことは(ある程度わかっていても)積極的に聞く
- ⑤雑談をする
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順番に解説します。
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①意識的に笑顔を作る
基本的なことですが、笑顔はすべてのコミュニケーションの土台作りといえます。
特にあいさつをするときには笑顔を絶やさずにいましょう。
笑顔をつくるのにも慣れが必要ですが、まずは口の端の口角をぐっと上げてみてください。
それだけでとりあえずの笑顔が作れます(最初のうちは多少不自然でも構いません。すぐ慣れます)
笑顔は笑顔を呼びます(ここでも「返報性の原理」が働きます)
あなたの笑顔を見れば、相手が自然とほほ笑むようになるでしょう。
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②まわりにできる限り声をかける
ちょっとした動作をするときにも、可能な限りまわりに声をかけるようにしましょう。
「おはようございます」「お疲れさまでした」などのあいさつだけではありません。
廊下ですれ違う時の「お疲れ様です」の会釈や、席を立つとき「コピーに行ってきます」「トイレに行ってきます」などの声掛けをするようにしましょう。
このような細やかさは、職場の人へ、あいさつと同様に「心遣いしてくれている」と映ります。
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③相手の名前を呼ぶ
声を掛けるときに、「あの~」「すみません」と言うのと、「あの~、〇〇さん」「〇〇さん、すみません」と名前を入れるのとでは印象が全く違います。
あなたもどこかのお店などで経験したことがありませんか?
名前を呼ばれると、相手にしっかり認識されていると感じられてうれしいもの。
職場の座席表など作ってみるのもおススメです。
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④分からないことは(ある程度わかっていても)積極的に聞く
分からないことをなんとかひとりで対処しようとしていないでしょうか。
「こんなことを聞いたら無能だと思われそう」
「使えないやつと思われたらどうしよう…」
など、不安に感じることもあると思いますが、基本的なことを質問できるのは新人の特権です。
新人時代というのは、どんなにミスをしても後々の評価に深刻な影響を及ぼすことがない特別な期間といえるでしょう。
上司としては、むしろ「失敗を恐れずに、好奇心を持ってどんどん質問してくる人」の方が組織のメンバーとして評価をしたいと考えているはずです。
(なお、仕事の評価基準は業務内容にもよります。経理などの仕事は「ミスをしないこと」がとても重要なので、重要なことがらは自分で勝手に処理してしまう人より、事前に確認してくれる人の方がありがたかったりします)
もちろん、一度教えてもらったらメモを取ったり復習したりという学ぶ姿勢を見せることも忘れないでくださいね。
また、まだわからないことばかりだとしても、「これはなんとなくわかる」という仕事もいくつかあるでしょう。
そうした仕事について、先輩や上司に「この理解であっているでしょうか?」というスタンスで質問してみるのもおすすめです。
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⑤雑談をする
①~④までをこなせたあなたなら、職場の先輩に雑談で話しかけるスキルもついてきたのではないでしょうか。
雑談ではなにも特別なことを話す必要はありませんし、なんらかの結論を見出す必要もありません(これは重要なポイントです)
天気や季節の話、ネットニュースで見た話など、誰もが同じように感じていそうな、共感しやすい話題を話しかけてみます。
あるいは日頃から職場の人を観察しておき、その人の仕事ぶりや趣味などについて教えてもらう形式にしてもいいでしょう。
雑談には始めるきっかけと聞き役は必ず必要ですからね。
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