在職中に転職活動を始める場合、できれば退職するのは次の会社を決めてからにしたいものですね。
しかし、在職中の転職活動というのは何かと負担が大きいものですから、できれば現在の職場の上司に相談して、退職予定日の調整なども協力してもらうのがベストです。
今回は在職中に転職活動を始める場合に、上司にどのような形で相談するべきか?について解説させていただきます。
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この記事でわかること
転職活動を上司に相談する前に理解すべきこと

(転職活動を上司に相談するのはNG?)
あなたが転職するということは、会社にとっては一人の人材が流出することを意味します。
あなたが転職するかもしれないということは、あなたの仕事は誰かがやることになりますし、場合によっては新しく人を採用しなければならないかもしれません。
上司としては転職する可能性がある旨の報告を受けた時点で、会社への報告義務ももちろん発生します。
そして、多かれ少なかれ上司・部下の関係で一緒に仕事をしてきた仲ですから、転職ということにネガティブな反応をされることも十分あり得ます。
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転職することはもう確実ですか?
あなたが転職活動を始める理由が以下のどちらかによって、転職する可能性が大きく異なってきます。
- ①ポジティブな転職:もっと良い状況を求めての転職
- ②ネガティブな転職:現職を今すぐにでも辞めたい…という場合の転職
①のポジティブな転職の場合は、より良い条件の会社が見つからなければ残留の可能性もありえます。
しかし、②のネガティブな転職場合は、現在いる会社に残留する可能性はかなり低いと考えられます。
転職することがほぼ確実な場合
転職をすることをすでに心に決めているという場合は、上司へは「相談」ではなく、転職活動時間の確保と自分が転職(退職)した後の後任探し等をお願いする姿勢で話し合いにのぞみましょう。
そうしないと、最悪の場合はずるずると退職日を先延ばしにされてしまう可能性があります。
退職日を先延ばしにされることは、次の転職活動にも不利益につながる可能性があります。
新しい職場の採用担当者としては、あなたに内定を出したとして、「予定の入社日までに必要な人員をしっかり確保できるか」がとても気になることだからです。
在職中の転職活動では現在の職場との関係もきれいに清算できるかどうかはとても大切な問題です。
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今の職場に残る可能性がまだある…という場合
今の職場に残る可能性がまだある…という場合、まずは、なぜ転職しようと考えているか?を上司に打ち明けることから始めてみましょう。
上司としても基本的には退職してほしくはないと考えているはずです。
新しい人材を確保して一から研修を受けさせて…となると多大なコストがかかりますし、上司にとっても部下を退職させてしまったという事実は会社からの評価ダウンになります。
うまくいけば、転職活動を考えていることを上司に伝えたことがきっかけで、あなたの希望(キャリアアップが希望であれば他部署への異動等)を叶えてもらえる可能性もあり得ます。
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上司に話す時は覚悟が必要
上司が転職活動に理解を示してくれた場合には、相談に乗ってもらったり、あるいは転職活動の時間が確保できるように調整してくれたりと力になってくれるでしょう。
しかし、場合によっては協力を得られないこともあります。
それどころか、以下のような不利益をこうむる場合も考えられるのです。
上司への転職活動の相談がうまくいかなかった場合の不利益
- 社内での居場所をどんどん奪われる
- いやがらせをされる
- 昇級・昇格が阻止される
- 賞与をカットされる
また、上司にだけ報告したつもりでも、数日後には周り全員に話が伝わってしまっていて、仕事がやりづらくなってしまうケースもめずらしくありません。
全てがうまくいく保証はないので、話す時はそれなりの覚悟をしてから話しましょう。
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社内の人間にはどうしても相談できない…という場合
社内の人間(上司や先輩)に転職活動の相談をするのはどうしても気が向かない…。
という場合には、外部のプロ(転職エージェント)に相談することも選択肢に入れてみることをおすすめします。
転職エージェントは新しい会社との面接の日程調整や面接対策、職務経歴書の作成アドバイスといったいろいろな助言をしてくれます。
採用につながる可能性がぐっと高くなりますよ。
転職エージェントによっては、新しい職場での年収交渉なども代行してくれる場合もありますから、今の年収に不満がある…という方も活用してみることをおすすめします。
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