私は20代前半のときにアパレルの販売職として就職しました。
もともと大好きでよく買い物に来ていたお店に配属されて、最初のうちはとても楽しく仕事ができていたんです。
でも入社して5年ほど経ったときに「将来的なキャリアアップを考えた場合に、今のままで大丈夫なのかな…」と思うようになったんです。
私の場合は将来への不満がとても強くなったことがアパレル販売の仕事を辞めたいと考えるようになった理由です。
今回は、私が経験した転職活動の体験談を書かせていただきます。
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アパレル販売職を辞めたい…となる悩み
過去の私を含めて、アパレル販売職として働いている人(特に女性)には以下のような悩みを持っている人が多いと思います。
【悩み1】アパレルの定年は30歳?
所属する企業にもよりますが、アパレル販売職というのは若い人がメインの仕事です。
実質的な定年は30歳だといわれています。
もちろん、30歳になったらクビになるということではありませんが、30代になっても店舗マネージャー等になれない…という場合にはずっとヒラのスタッフ扱いになってしまう可能性が高いです。
アパレル販売職としてキャリアアップしていくのであれば、この年代になるまでに管理職としてスタッフをまとめる立場になった経験があるのは必須だと思います。
最初は、私もこの手の話を聞くとすごく不安で仕方ありませんでした。
自分の職場にも若い人はどんどん入ってくるし、考え方は斬新で思いもつかないようなことを提案できます。
ごく自然なことですが、20代後半になってくると20代前半のお客さんがメインのお店ではいごこちが悪くなってきます。
「あのお客さんかわいい!この服を提案したら似合うかも!」といった積極性も年々薄れていっていました(マンネリ化していたのもあるかもしれません)
私はこういうウジウジして暗い状態の自分が本当に嫌いで、辞めたいという気持ちは高まっていきました。
【悩み2】プライベートを犠牲にする日々
仕事とプラベートに悩んでいるアパレル販売職の女性も多いですね。
私の場合は、友人がカレンダー通りの休日をとるので、遊びに行くといってもなかなか日が合わないというのが普通でした。
それでも最初のうちは「仕事が楽しくてしょうがない」という感じでしたから、それでもぜんぜん良かったんです。
ただ、女性の場合、20代後半になっても仕事中心の生活を送っている…というのには不安に感じる場面も多いですよね。
現実に気づいてみると、プライベートの時間がぜんぜんとれないことに不満を感じるようになりました。
友人とお茶に出掛けることですら一苦労で、当時付き合っていた彼氏には振られてしまいました。
有給休暇も取得しにくくて定時で仕事を終わることもできません。
いつも仕事終わりの待ち合わせは、遅刻かドタキャンみたいな状態だったんです。
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上司に「辞めたい」と伝えたときの話
そのあとになって、結局上司(男性)に「辞めたい」という話をしました。
そのときには「辞めるのはいつでも辞められる、だからもう少し様子を見てみないか」と上司に言われました(こういうときって男性は女性の事情を察してくれないんですよね…)
もちろんアパレル販売職として順調にキャリアアップしていく人もいます。
でも、私のいた環境では「このまま変わらない立場で、プライベートの時間も取れない生活がずっと続いていくという将来しか見えない…」というのが現実でした。
次の職場を見てみるという選択肢
アパレル販売職の仕事は好きでしたが、もう少し自分の年齢やキャリアアップを考慮してくれる企業はないかな…と転職先を探し始めたのもこの時期です。
流行などの感度を鈍らさないためにも、一度違う世界を見てみるのもいいのかなと感じるようにもなっていたんです。
次の項目では、私がアパレル販売職の仕事を辞めたあとに経験した転職活動の体験談について書かせていただきます。
いまアパレル販売職の仕事を「辞めたい…」と感じている方は参考にしてみてください。
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アパレル販売職の経験者が選べる転職先
アパレル販売職の仕事を3年以上経験した女性(20代後半〜30代前半)であれば、次のような転職先を選択肢として検討しみると良いと思います。
【選択肢①】MDやマネジメント業務へ
現在いる企業の中で販売職からMDやマネジメント業務への配置転換が可能なのであれば、ぜひ希望を出しましょう。
しかし、現在いる企業の中ではそういった配置転換が不可能(私の場合もそうでした)という方の場合には、別のアパレル企業への転職も検討してみる必要があります。
アパレル販売職の経験が3年以上ある人なら、即戦力として転職活動をすることは可能です。
最先端でお客様と接することができた販売職での経験を活かしMDに挑戦する、店長の経験がある場合は、後輩育成などのマネジメント業務へ転換するといった方法があります。
次の職場でもヒラスタッフのまま…を避けるには
もちろん、次の職場でもいつまでたってもヒラの販売職…では転職する意味がありません。
入社前にきちんとMDやマネジメント業務へのキャリアアップが可能なのか?ということは採用担当者に確認しておきましょう。
「面接でいろいろ質問するのが苦手…」という方は転職エージェントさんに代わりに聞いてもらうといいかもしれませんね。
自分ではやりにくい年収の交渉なども代わりにやってくれますから便利ですよ。
【選択肢②】営業で対人スキルを生かす
アパレル販売職の仕事をしていると、日常的にいろんなお客さんと接することになりますよね。
中にはクレームをいってくる難しいお客さんもいます。
そういったお客さんとのやりとりをたくさん経験したという方は、メンタル的にも非常にタフになっていますし、対人スキルも身についています。
特に、対人スキルについては、いろんな本を読んだりセミナーに参加したりするよりも、アパレル販売職の仕事を3ヶ月間やったほうが身につく、といわれることもあるぐらいです。
アパレル販売職で身につけたこの対人スキルは、一般企業の営業職などでも生かすことができます。
営業職というと「きつい」というイメージがあるかもしれませんが、大手の企業を中心にワークライフバランスを重要視しているところはとても多くなっていますよ。
営業職は自分の実績によって年収が大幅にアップするのも魅力です。
アパレル販売職ははっきりいってそれほど年収が高くないですよね。
営業職に転職すると「こんなにもらってもいいの?」とびっくりするぐらいの月給やボーナスがもらえる可能性も高いですよ。
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まとめ
以上、個人的な体験談ベースで書かせていただきましたが、アパレル販売職で身につけた対人スキルは必ず次のキャリアでも役に立ちます。
私の場合、現在は営業の仕事に転職しています。
今の職場はけっこう人の入れ替わりが多いのでいろんな業界の経験者に会うのですが、アパレル販売の経験がある人というのはコミュニケーションスキルの高さはピカイチだと思いますね。
もしあなたが、今のアパレル販売職の仕事で行きづまっている。辞めたい…と感じているのであれば、転職も選択肢に入れてみましょう。
せっかく対人関係のスキルを日々みがいてきたのですから、この能力を他で活かさない手はありませんよ
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