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憧れの制服に身を包み、スタイリッシュなキャリーバックを引きながら颯爽と空港を歩く客室乗務員…。

何十倍、何百倍という難関を突破してやっとつかんだ夢だったはずです。

しかし、華やかな表向きのイメージとは違い、精神的にも体力的にも過酷な現場に疲れ果て、CAなんてもう辞めたい…と思っている方は少なくないと思います。

まわりには結婚や出産、ステップアップとして転職する人も続々と出てきて、自分だけが置いていかれる感覚に、ばくぜんとした不安を感じているという方もおられるのではないでしょうか(私もそうでした)

今回はCA(大手航空会社勤務)から転職した私の体験談を書かせていただきますね。

CAを辞めたい…となる具体的な悩み

私の場合、CAとして働いていた時代には具体的には次のようなことに悩まされていました(あなたにはいくつ該当するでしょうか?)

【悩み①】女の園のドロドロとした人間関係

女社会ならではの嫉妬、陰口、批判、いじめに日々戦々恐々としながら、女性上司や先輩の顔色を伺い仕事をする日々。

私の場合、本来、お客様に喜んでいただくための接客仕事が、いつしか先輩方に文句を言われないようにするための仕事に変わっていきました。

私のやりたかったことは何なんだろう?自分らしく仕事をするってどういうことだろう?と疑問と葛藤の中悶々とした日々を送っていました。

CAはまさしく「女の園」です。

この世界独特の人間関係の難しさが原因で辞めたい…となってしまっている方も多いと思います。

【悩み②】奴隷扱い同様の接客仕事

今思い出しても最悪な思い出ですが、実はこんなことがありました…。

機内でミールサービス中、一人のお客様から顔も見ることなく無言で渡された紙袋。

ていねいにお受け取りした瞬間に伝わるあの生暖かい感触は今でも忘れられません。

よくあることと言われればそうですが、中身はお客様ご自身がお戻しになられたアレです。

その瞬間私は、人間以下、奴隷以下、もはやゴミ箱のような扱いを受けたように感じました。

しかしCAにとって理不尽な扱いを受けることは、日常茶飯事。

数え上げればきりがないですが、人として自分の価値がわからなくなった瞬間、もうCAは辞めたい…と心の底から思いました。

【悩み③】時差や力仕事で体力的に続かない

私の場合、ステイ日数も少なく、時差ぼけの昼夜逆転生活に常に疲れていました。

また、ミールカートやお客様の荷物のアシストなどの力仕事、職業病と言われる中耳炎や婦人科系の病気も患い、体力的にもボロボロでした。

20代だからこそ力仕事は何とかこなしていけましたが、結婚し産休育休を取ってまで続けられるか?といったら、私なら体力的に無理です。

つぶしがきかないといわれるこの仕事の果てに何があるの?将来設計は?CAをもし辞めたら自分に何の価値があるの?…漠然とした不安と虚無感に毎日押しつぶされそうでした。

上司に「辞めたい」と伝えたときのエピソード

私の場合、結局5年間ほど勤めた後に上司に「辞めたいです」という意思を伝えることになりました。

次の転職先はまだ決まっていませんでしたが、将来の不安にさいなまれながら仕事をするのに限界を感じていたんです。

上司もこの仕事のきつさはよく理解している人でしたし、応募者にはことかかない業界ですから、比較的スムーズに退職願も受理されましたね。

CAのお給料って意外に安いですから、貯金もそんなにありませんでした。

仕事を辞めたらしばらく休む、という方もおられるかもしれませんが、私の場合はすぐに転職活動を始めることにしたんです(あまりブランク期間が長いと不利になるケースが多いようなので)

CA経験者が実力を発揮できる次の転職先は?

CAの経験者が力を発揮できる転職先としては以下のようなところがあると思います。

私の体験談ベースになりますが、おすすめの転職先をいくつか紹介させていただきますね。

①語学関連の仕事(英会話講師、通訳、翻訳)

私の場合、CA退職後に最初に転職したのは英会話講師でした。

語学力が活かせるのはもちろんのこと、英語が苦手な生徒さんたちから、英語で言葉を引き出す際に、接客の仕事でつちかったコミュニケーションスキルは大変役に立ちました。

CA経験者というと、たいていの語学学校は英会話講師として積極的に迎え入れてくれます。

語学学校での英語講師というと「外国人しか採用されないのでは?」と不安に感じている方もおられるかもしれませが、実際には日本人スタッフ枠もかなり募集がありますよ。

※特殊技能なだけに年収もかなりいいです。

>>私が使った転職サイトはこちら

②秘書のお仕事

語学関連の仕事はかなり楽しくやれたのですが、「もう少しステップアップしたい」と考えていた時に見つけたのがとある国内企業経営者の秘書のお仕事でした。

秘書というとコネ入社が普通なのでは?と思われる方も多いと思いますが、ある程度の規模の会社になると秘書を管理する独立した部署があり、採用も人事が厳密な採用ルールに従って行なっているケースが大半です。

秘書としての転職活動でも「CA経験者」という肩書きはかなりの威力を発揮しますね。

CAが英語が堪能(たんのう)であることと、コミュニケーションスキルの高さではかなりの定評があることは実際に転職活動をしてみると実感すると思います(この点に関しては若いうちにCAやっててよかったと思いますね)

実際の仕事は経営者のスケジュール管理やミーティング相手とのスケジュール管理、接客等です。

CAの経験がある方なら、外国のお客様であってもそれほど難しいと感じないと思います。

ただし、パソコンスキルはきちんと取得しておく必要はありますから注意しておきましょう。

③旅行関連のお仕事

これは私の経験ではありませんが、CA時代の同期の友人は旅行関連会社に転職していく人がとても多いです。

もともと旅行好き、海外好きでCAになっている人はとても多いですから、次の転職先として旅行会社を目指す人はとても多いですね。

世界各地を訪れて得た様々な情報や知識を生かし、お客様のニーズを把握した旅行プランの提案など、旅行関連のお仕事への転職も力を発揮できる可能性があります。

ただし、旅行会社に転職する際には、「どの部署に配属になるか?」がかなり重要になります。

ツアコンやツアー企画の部署はかなりの競争率なので、しっかりと対策をして転職活動に臨みましょう。

ただ、CAの経験者というのはほとんどいませんから、ここで競争に勝ち残るのはCAとしてのせまき門をくぐった経験のある方ならそれほど高いハードルとは感じないと思います。

旅行関連会社というのは基本的に大手ですから、将来的には管理職として高給取りも目指せるのも魅力的です。

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