営業職の大変さ、それはやってみた人にしかわからないものですよね。
営業の仕事はいつもノルマが付きまとい、夏は暑くて冬は寒い外周り…体力も使う仕事ですから、からの不調を理由に辞めたいと感じている人も多いかもしれません。
私は健康食品販売の営業をやっていたのですが、どうしてもつらくなってしまい、入社3年目のときに「辞めたい」という意思を上司に伝えました。
お昼時に車で昼寝をしている営業マンなんかを見ている他の仕事の人からしたら「自分の好きな時だけ働けていいよね」なんて言われることもあります。
しかし、営業は数字がすべて、結果出してなんぼの世界ですから、楽をしたら楽をした分だけ、全部それは自分に返ってくるんですよね。
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私が健康食品販売の営業職を辞めたいと思った理由
私は健康食品販売の営業をやっていたのですが、お客様に販売する分の健康食品はまず自分で買い取らなければなりませんでした。
企業に属してはいるものの、個人事業主とあまり変わりません(格安で仕入れることはできますが、売上を上げて粗利を出さないとお給料は激安の固定給部分だけです)
先月分のデータから、だいたいの今月分の発注をかけるのですが、だいたい当たりません。
外回りの営業は天気にも左右されるため、雨降りが多くて思うように働けなかったりすると、あまり売ることができなくて大量に余ってしまう…というようなことも。
それで何かサービスをつけて売ってしまおうとするのですが、過剰にサービスをつけすぎたりして、結局利益なしどころか損をするような場合もありましたね。
また、自分をモニターとして健康食品を試し、どのくらい効果があるのかを確かめないといけなかったので、その分も毎月お金がかかりました。
私の場合、気分が後ろ向きになっているときは全く持って押しが弱く、ほとんど売り上げがありませんでした。
毎日売り上げは会社に報告しなければならなかったので、売れない日は非常にストレスでした。
そんなこんなで辞めたいという気持ちが毎日つのっていったんです。
ノルマがきついので辞めたい…
私が属していた会社には、はっきりしたノルマはありませんでした(それを売りに求人をだしていたりするんですよね…)が、「見えないノルマ」は確かにありました。
社内には成績順位が貼り出され、誰がどのくらい販売しているか?が一目瞭然なんです。
給料制度は歩合給でしたが、一応時給保証はありました(このあたりはまあ良心的な会社でした)
しかし、時給部分しか貢献できない人間は会社の負担でしかないとされ、数か月以内に首になりました。
それで、自分もいつ首になるかと、いつもびくびくしていました。
こういうノルマ達成の恐怖感で心身ともに疲れ果ててしまったのも、私が営業職を辞めたいと思うようになった理由です。
顧客対応の負担が大きすぎる…
仕事の時間外でも、急にお客様から電話がかかってくることがあり、すぐにお宅を訪問する必要がありました。
仕事の時間とプライベートに仕切りがなく、常に仕事をしている感じでしたので、精神的に疲れ果ててしまいました。
夜遅くにかけてくるお客様もいたので、眠っていてもなんだか頭は起きているような感覚で疲れも全くとれません。
私の同僚の営業職は不眠症になってしまい、辞めたい辞めたいと毎日苦しそうでしたね(家族がいて辞められないという事情があったようです)
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健康食品会社を辞めて転職活動開始…
これらの理由をきっかけに私はついに退職を決意しました。
最初のうちは面接で何度も落とされてしまっていたのですが、「どういう面で食品販売の営業で得た経験が転職先の仕事で活かせるか?」を意識して職務経歴書作成や面接に取り組むことで少しずつうまくいくケースが増えていったんです。
転職エージェントの職務経歴書添削を利用したのも大きかったかもしれません。
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あと、転職先としてどういうところを選ぶか?も重要ですね。
転職で年収が下がらないようにするためには、基本的には経験分野での転職がいいと思いますが、営業職そのものを辞めたいと考えている人は別の仕事に未経験で挑戦することも検討した方が良いかもしれません(体を壊してからでは遅いですし)
次の項目では、健康食品販売の営業を経験した人が転職先として選ぶと良い選択肢について私なりの考えをまとめましたので、参考にしてみてください。
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営業職の経験者におすすめの転職先は?
年収アップを目指すなら、営業職での転職活動が大前提です。
なぜなら、未経験分野への転職は基本的に年収が下がってしまうからです。いまの収入をキープするなら営業職で別の業界を目指すことを考えましょう。
営業職の仕事は求人がたくさん出まわっていますが、同じ営業職でも売るものによって仕事の仕方はいろいろですから、営業職の中でも具体的にしぼり込みをした方が良いです。
私の場合、食品関係の営業のように「売るものが生もので、時間単位で急いで売らないとダメ」というような営業はもう嫌だと思っていました。
この商品は売れそう、売れなさそう、といったような目利き(めきき)もはっきりいって苦手だったので、健康食品販売の営業はもう辞めておきたいと考えていました。
それでサービス業や保険などの営業職を中心に転職活動をしたのですが、最終的には人材派遣会社の営業職の仕事につくことができました。
営業そのものに嫌気がさしているなら、事務系の仕事も視野に
営業職経験者にとって「ノルマから解放される」というのは本当に天国のような体験ですよ笑
私も一時期不動産会社の総務事務の仕事についていた時期があるのですが、ノルマがなかったので精神的にはかなり楽になります(お給料が不満だったので結局やめることになったのですが)
営業経験者なら事務職の電話応対やら接客応対やらははっきりいって簡単な仕事です。
事務職に転職するデメリットとしては、上でも書きましたが年収は下がる可能性が高いことですね。
ですから、営業から未経験のジムに行くなら「一から出直す」という気持ちが必要です。
未経験分野への転職の場合、年齢は28歳ぐらいまでが限界でしょう。
人材業界への転職はおすすめ
私の場合、上でも書きましたが最終的に人材派遣会社の営業に転職しました。
最初は全く候補にいれていなかったんですが、「仕事がうまくいかない悩みや気持ちは人一倍わかるから、そういう人たちに求人を紹介する仕事ならやりがいをもってやれるかも」と思ったんです。
もし、営業そのものは嫌いではなく、単にノルマがきつくて営業職を辞めたいと思っておられるなら、人材業界への転職もいいと思いますよ。
紹介を決めればそれだけ求職者の人生のお役に立ったという気持ちにも慣れてやりがいはたくさんあります。
営業職はもうこりごり…と思っている方も、狙う業界を変えてみると雰囲気はガラッと違うものですよ。
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