Pocket

家庭教師を職業として考える人というのは、必然的に高学歴の方が多いと思います。

私自身も正直に言ってこの点では自信がある方でした(後で見事に挫折することになるのですが…)

4年生大学(一応は旧帝大)を出て、教育や子供に関わる仕事がしたいと思っていた私は、割と簡単に家庭教師の仕事を見つけることができました。

本来であれば、学歴に比例して給料も高くなっていくはずですよね。

家庭教師は求人情報に乗っている単価がものすごく高いですから、私も「これなら新卒でサラリーマンになるよりも手っ取り早く稼げる。ゆくゆくは独立して自分で学習塾を作っても面白いかも…」なんて考えていたんです。

ところが、実際には単価の割りにはなかなか手取りの給料が伸びません。

私の場合には、家庭教師として働き始めてから半年〜1年ぐらいはまともな給料はもらえず生活もままならない…というような状況でした。

面接を担当してくれた人からも「とてもこの仕事一本で生活をしていくのは無理だから、他にバイトもした方がいいよ」とアドバイスされるありさまでした。

家庭教師によくある悩み

家庭教師として働いている方には、次のような悩みがあって「辞めたい」という気持ちになる人が多いですね。

 

  • ①移動時間がかかるため効率よく稼げない
  • ②歩合制のため初期はほとんど給与がない
  • ③夏期講習などは営業マンをやることも
  • ④幅広い対応を求められる担当教科

 

以下、順番に見ていきましょう。

【悩み1】移動時間がかかるため効率よく稼げない

家庭教師が給料を稼ぎにくい要因としては、移動時間が長いため効率が悪いことがあります。

生徒の学校や部活が終わってからの仕事が基本になりますし、ご家庭にお邪魔する仕事ですからあまり遅くまでというわけにもいきません。

私の経験上では、深夜1時からの指導ということもありましたが、こういうのはレアケースですね。

移動時間を考慮するとどうしても、平日は2人までしか指導できないのが実際のところだと思います。

そのため単価の割には収入が思うようにアップしていかず、これが原因で辞めたいという希望を会社に出す人はたくさんいました。

とりあえず今すぐ収入を増やしたいという方はこちらもおすすめです。
↓ ↓ ↓
日本一の塾講師専用求人サイト【塾講師JAPAN】

【悩み2】歩合制のため初期はほとんど給与がない

家庭教師の仕事は完全歩合制ですので、担当する生徒がいないと給料が発生しません。

働き始めてすぐに生徒が見つかればよいですが、担当する生徒が見つかるまでは給料はゼロなのが普通ですね。

やる気はあっても給料がゼロでは、辞めたいという人が多いのも仕方がないところだと思います。

また、たとえ生徒が見つかったとしても、1人や2人の生徒しか担当していないと、コンビニのアルバイトぐらいの給料しか稼げない人もいるでしょう。

私は、運よく初めてすぐ生徒をいただけましたが、初月の給料は2万円ほどしかもらえませんでした。

中には採用はされたものの生徒がつかないまま放置されて、そのまま辞めてしまったという話も耳にします。

【悩み3】夏期講習などは営業マンをやることも

家庭教師として、生徒にわかりやすい授業を行って成績を上げることに熱意を持っている方は数多くいらっしゃると思います。

しかし、家庭教師の仕事は授業だけではありません。

会社が行ってくれるのは生徒を紹介してくれるまでのことで、その後に授業の回数を増やす提案などは家庭教師が自分でやらなくてはなりません。

特に悩まされるのが、長期休みのたびに行う追加講習の紹介です。

会社としても稼ぎどきですから、家庭教師を営業マン扱いにしてどんどん講習希望者を連れてくるようにいわれることが多いでしょう。

私の場合は講習の追加が取れないと、会社側からプレッシャーをかけられていました。

月に一回の報告日には上司との面談が苦痛で仕方なくなり、最終的に「辞めたい」と会社に伝えるきっかけにもなりました。

【悩み4】幅広い対応を求められる担当教科

家庭教師ではない塾講師の場合は、数学一教科専門などということも多いかもしれませんね。

しかし、家庭教師の場合は担当できる教科が1つだけだと、まったく稼ぐことができません。

塾に比べて生徒数が少ないということもありますが、生徒ニーズとしては一回の指導で数学と英語どちらも聞きたいという場合が多いです。

また、基本的には数学を聞きたいけど、宿題でわからない問題がある場合は他の教科のことも質問したいというケースも多いでしょう。

会社としてはそういう生徒さんをとりこぼしたくはないですから、担当できる教科が少ない先生には、生徒を紹介することができないという判断になりがちです。

結局は担当教科が多い先生に生徒がついてしまいますので、なかなか生徒をまかせてもらえないという不満を抱えている人も多いでしょう。

特に中学生を相手にする場合は、5教科すべてでなければ、生徒を紹介してもらいにくいと思ったほうがよいでしょう。

家庭教師の経験者が転職するなら?

ここまで紹介したように、いろんな問題がある家庭教師の仕事ですが、個人的には家庭教師としての経験を積んだことはその後の転職活動にも役に立ったと思っています。

もしあなたが家庭教師を辞めたいと思っているなら、次で紹介するような転職先も選択肢に入れてみると良いかもしれません。

特に、年収アップが転職の絶対条件という方は、全くの未経験者として転職活動をするのではなく、過去の経験を活かせる仕事を探すのがおすすめです。

【選択肢1】営業職は意外なほど活躍できる

家庭教師の経験がある人で、営業職として成功している人は意外に多いです。

私自身も現在は営業の仕事をしているのですが、家庭教師として夏期講習や冬期講習の紹介をしていたときに経験したことが、いまの営業トークのやり方の基本になっていたりしますね。

夏期講習や冬期講習の費用って、決して安いものではありませんよね(安くても3万円程度の追加の出費を提案していると思います)

値段の高い商品を買ってもらうためには、その商品が相手にとってどれだけ必要なものなのか、その商品を手に取ることでどういう良い効果が期待できるのか、ということを具体的にイメージしてもらわなければなりません。

高額商品をご家庭に年に何回も提案している家庭教師は、なかなかの営業経験を積み上げているといえます。

これまでに講習の獲得に成功したことがあるという方は、営業職への点心も検討してみると良いですよ。

>>今から3ヶ月以内に転職を成功させるには?

【選択肢2】生徒の悩みを聞くチャイルドカウンセラー

家庭教師をしていると、生徒と部屋の中に二人きりというのが基本になりますよね。

家庭教師の方の中には、「生徒と仲良くなるのは得意」という方も多いのではないでしょうか。

ときには勉強以外の悩みを打ち明けられることもあると思います。

結果的に、若い世代が悩んでいることに直接触れる機会が周囲の大人と比べて格段に多くなりますので、その経験を活かせるチャイルドカウンセラーはおすすめです。

学歴の高い、家庭教師経験者ですので資格取得の勉強にも、あまり悩まされることはないでしょう。

チャイルドカウンセラーの資格については、こちらからくわしいパンフレットを無料で請求できます↓

カウンセラーの資格を取るなら【シカトル】

【選択肢3】学習参考書を手がける出版社

学校教師とは違って、家庭教師の担当できる教科は幅広くなります。

その経験を活かして、参考書をつくる会社(出版社)で働いてみると力を発揮できる可能性が高いです。

上でも少し説明させていただきましたが、複数の科目について宿題の質問等をしたい生徒さんは多いので、できるだけたくさんの科目に対応できないと、会社から生徒さんを紹介してもらえないからですね。

あまり自信がない教科でも、自分で勉強しながら生徒に教えているうちに、どんどん自分の知識が身についたという人も多いでしょう。

さらに、生徒が悩むポイントに毎日遭遇していますから、必然的にどういう教科書や参考書が必要かがわかるようになります。

まとめ:家庭教師としての経験をいかそう

大人と比べて理解能力がまだ低い生徒とコミュニケーションをとることは、とても大変なことですよね。

逆にいうと、そういった状況を日常的に経験している家庭教師は、一般的な職業についている人よりも優れたコミュニケーション能力を身につけている可能性が高いです。

相手にわかりやすく伝える能力は、別の仕事でも生かすことができますから、家庭教師の仕事を辞めたい…と悩んでいる方は、別の選択肢も検討してみるとよいかもしれませんよ。

Pocket